54日目:ペルー(クスコ)
かなりの寝疲れをして、朝を迎えた。体調は100%ではないがだいぶ良くなった。体を慣らすように街をひとまわり。
昨日は頭痛で何も考えられなかったが、クスコはけっこう前から来てみたかったところ。 宮崎駿の「天空の城ラピュタ」のモデルといわれるクスコの街は、インカ帝国の首都で、数多くの遺跡や石材建築を見ることができる。
アルマス広場のカテドラルは午後のツアーでゆるりと見ることにして、まずは「12角の石」を見に行った。 「カミソリの刃1枚すら通さない」という評判で多くの人に知られるインカの石材建築。
クスコの街では、いたるところでこの精巧な石壁をみることができる。特に12角の石は、すべて四角ですませられるものを、あえて12角の複雑さにしていて、 接合剤も使わずに、ピッタリと接合させているのはみていて息がつまる感じ。なぜ12角なのかは、様々な憶測があるが正確にはわかっていないそうだ。
続いては、ロレト通り。この通りはインカの石組みが残る、もっともクスコらしい通り。見ていると確かにすごい。 この通りの入り口と出口の大通りはけっこう人がいるのに、この通りだけはなぜかひっそりとしていて、すごい雰囲気があった。
アルマス広場・サンフランシスコ広場をぐるっとまわって水と食料を買って宿へ。
午後からはクスコ市内と周辺をまわるシティツアーに参加した。クスコの街を見るならツアーが一番。 まずこんな空気の薄い所であちこち歩きまりたくない。クスコ周辺の遺跡をかけ足で見るだけで4時間ということだったので、 それなら旅行会社の人が5ドルで手配してくれたツアーでしょ、って感じ。
ツアーに参加したのは大正解だったが、ガイドがいまいち。 英語がわかりずらいのはしょうがないとしても、スペイン語の説明よりもあきらかに英語の説明ほうが短い。 まぁスペイン語が母国語だからしょうがないけど、もうちょっと頑張ってほしかった。
アルマス広場にあるカテドラルの後は、サント・ドミンゴ教会(太陽の神殿)へ。 スペイン人がここに来たときに、金であふれかえっている夢のような神殿に息をのんだってことだ。 黄金をとり除いたスペイン人は上部をとり壊して、残った土台の上に教会を建てたらしい。
しかし、クスコに大地震があった際、この教会は無残に崩れ落ち、土台の石組みはひずみひとつ起こさなかった。 というのがインカの石組みの精巧さを示す証拠となったということだ。 クスコの石組みはどこでもそうだけど、とくに神殿内の石組みは本当に大地震でも崩れそうにない。
続いて、クスコの東を守る要塞跡のサクサイワマンへ。
スペイン人に反逆を企て、インカはこの要塞に2万の兵士とともに陣取ったとのこと。 しかし、夜は戦わないインカ兵の特質から、あっけなく負けてしまったらしい。 しかし、この遺跡は3層の巨石がジクザクを描きながら360mにわたって続いていて、使用された石は、すごい遠くからも運ばれていて、 1日3万人を動員して80年かかった、という推測がされているとのこと。
そのデカさと雄大さにしばし圧倒される感じだった。
そして、タンボ・マチャイ、プカプカラ、ケンコーなどの見所をまわってアルマス広場に帰ってきた。そのときは、19時をまわっていた。